「国民性」

 

前回は「県民性(お国柄)」についてご紹介しましたので、今回は「国民性」についても見ておきたいと思います。
現在、世界には196の国々があり、それぞれの国民性は多様であることはいうまでもありません。それでは、世界の国々の中で日本人の国民性とはどのようなものでしょうか。そこで、今回は『世界の中の日本人 ジョーク集』(早坂隆著)の中からいくつかご紹介しましょう。

【集団行動】
●ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように指示しなければならなかった。船長はそれぞれの外国人乗客にこう言った。
(アメリカ人)「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
(イギリス人)「飛び込めばあなたは紳士です」
(ドイツ人) 「飛び込むのがこの船の規則となっております」
(イタリア人)「飛び込むと女性にもてますよ」
(フランス人)「飛び込まないでください」
(日本人)  「みんな飛び込んでますよ」

【遅刻の対処法】
●国際的な学会の場で遅刻してしまったために、発表の持ち時間が半分になってしまった場合、各国の人々はどうするだろうか?
(アメリカ人) 内容を薄めて、時間内に収める。
(イギリス人) 普段通りのペースでしゃべり、途中で止める。
(フランス人) 普段通りのペースでしゃべり、次の発言者の時間に食い込んでも止めない。
(ドイツ人)  普段の2倍のペースでしゃべる。
(イタリア人) 普段の雑談をカットすれば。時間内に収まる。
(日本人)   遅刻はありえない。

【作 文】
●あるとき、学校の先生が「象」を題材にした作文を書いてくるように生徒たちに言った。
(フランス人) 象の恋愛についての短編エッセイを書いてきた。
(ドイツ人)  象の生態についての分厚い研究論文を書いてきた。
(インド人)  象と宗教の関係について調べたレポートを書いてきた。
(ユダヤ人)  「象と反ユダヤ主義」という論文を書いてきた。
(日本人)   日本人の生徒が書いてきた作文の題名は「象と日本式経営術」だった。

現在、日本ではヘイトスピーチや技能実習生に対する問題など外国人との共生のあり方が課題になっています。また、観光で日本を訪れる外国人も年々増えています。だからこそ、どこの国の人に対しても偏見をもつことなく接したいものです。

 

 

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