「日本って本当に豊かな国なの?」

 


日本は世界第3位の経済大国と言われていますが、皆さんは「日本は本当に豊かな国」だと実感していらっしゃいますか? “一億中流社会”と言われた1970年代だったら、ほとんどの人はためらうことなく「豊かな国だと思う」と答えたことでしょう。しかし、“格差社会”と言われる現在、皆さんはどのように答えるのでしょうか。
こんなことを考えていた時、とても興味深い2つのランキングを知りました。 今回はその2つのランキングをご紹介したいと思います。

【GDP世界第3位の日本・・・1人当たりのGDPは?】
1つ目は、GDPの世界ランキングです。 普通、国の経済力はGDPで表しますが、「その国の本当の豊かさを知るためには、1人当たりのGDPで見る必要がある」と元ゴールドマン・サックス取締役のデービッド・アトキンソン氏は指摘しています。
◆日本のGDPは世界第3位ですが、1人当たりのGDPはなんと世界28位。また、輸出額についても、総額世界第4位であるにもかかわらず、1人当たりの輸出額は第44位なのです。 これが日本の本当の姿であり、見方を変えると全く違った日本の姿が見えてきます。
それでは、なぜ日本は世界第3位の経済大国といわれているのでしょうか?
世界第3位の経済大国になっている最大の理由は、日本の人口が多いということです。 そして日本の最大の問題は、1人当たりのGDPが世界28位と低く、1人当たりの所得が少ないということです。 1人当たりのGDP増加法として、アトキンソン氏は、①最低賃金の引き上げ、 ②女性の活躍 の2つを提案しています。 ここでは詳しくお話しできませんが、皆さんはこの2つの提案についてどう思いますか? 身近な人と話し合ってみてはいかがでしょうか。

【資産50億円以上の超富裕層が多い国ランキング・・・日本は何位?】
2つ目は、資産50億円以上の超富裕層が多い国ランキングです。
世界の大金持ちというと、ビル・ゲイツ氏やジェフ・ベザス氏など圧倒的にアメリカに多いと思いますが、日本人となると孫正義氏や柳井正氏など数十人くらいでしょうか。
◆そこで、資産50億円以上の超富裕層が多い国ランキングを調べてみました。
(第1位) アメリカ : 3.85万人     (第2位) 日 本: 9960人
(第3位) 中 国  : 8800人      (第4位) ドイツ ; 8070人
(第5位) カナダ  : 5500人
アメリカがダントツの1位というのは納得できますが、それにしても日本が第2位というのには正直言ってビックリしました。 しかもアジア地域の超富裕層人口の3分の1は日本だというのですから驚きです。 皆さんは想像できましたか?
日本には資産50億円以上の超富裕層がこんなにも多くいるということは、日本は裕福な国だということなのでしょうか?

1つ目のランキングと2つ目のランキングからわかることは、日本はGDP世界第3位にふさわしく名実ともに「経済的に豊かな国」というよりは、アメリカほどではないにしても「格差の大きい国」だと言えるのではないでしょうか。 以前のように誰もがほどほどに「中流」と感じられるような社会になるよう、政治家や経済界の皆さんには知恵を出していただきたいものです。

(参照 ; 玉川徹の「そもそも総研」/ 「ウェルス・レポート2018」)

 

 

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