「ストレスマネジメント」

先日久しぶりにNHKラジオの「健康ライフ」を聴きました。
すると、「ストレスマネジメント」という言葉が聞こえてきました。
私は「ストレスマネジメント」という言葉を初めて聞きましたが、何かと不安や心配事が多い現代、ストレスを抱えている人は多いことと思います。
怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」という言葉があるのですから、「ストレスマネジメント」がもっと知られていてもいいですよね。
そこで今回は、「ストレスマネジメント」についてご紹介したいと思います。

 

【ストレスマネジメント】
◆ストレスマネジメントとは、ストレスを効果的に管理し、軽減するための方法や考え方のことです。
ストレスは日常生活や仕事の中で避けることができませんが、適切に対処することで心身の健康を保つことができます。
◆また、ストレスに対処するためには、強くて逞しい心が必要だと思う人が多いと思います。
しかし、強いメンタルよりもむしろ柔軟でしなやかな心の方が大切です。
そこで、柔軟でしなやかにストレスに対処するための主なポイントを5つご紹介します。

《5つのポイント》
①ストレスに気づくこと
◆まず早めに自分の心の不調に気づくことが大切です。心配事があって不安を感じるのは誰にでもあることです。でも、それがいつまでも長引き他のことに手がつかないようでは心が不調な状態です。
②問題の解決を図る。
◆ストレスに気づいたら、その原因を考えましょう。
原因が分かったら、解決の選択肢を考えます。選択肢はいろいろ思いついたとしても、2つか3つに絞りましょう。選択肢は多すぎるよりも少ない方がよいのです。
どうしても解決策が決められなかったら、時には棚上げしてもいいのです。
➂考え方を見直す。
◆人には、その人なりの考え方にクセがあります。物事をつい悲観的にとらえたり、「こうあるべき」と決めたら考えを変えようとしない人がいます。
特に、物事をネガティブにとらえたり否定的に受け止めがちな人は考え方を見直しましょう。
そして、できるだけポジティブに考えたり、ときには「ま、いいか」と考えることも有効です。
④ストレスを発散する。
◆ストレスを感じたら、適度な運動をしたり、睡眠をとったりしましょう。また、ストレッチをしたり、コーヒーブレイクを取ったりして気分転換を図りましょう。
時には、趣味に時間を費やしてリフレッシュすることも大切です。
⑤相談すること。
◆ストレスを一人で解決しようとしても限界があります。
そんなときは、一人で悩まないで、家族や信頼できる友人に相談しましょう。
職場でストレスを抱えている場合は、産業医やカウンセラーに相談しましょう。職場に産業医がいない場合は、厚生労働省の相談窓口に電話することも可能です。
あるいは、市の相談窓口であれば、もっと幅広く相談できるかもしれませんね。
とにかく一人で悩んで思いつめないようにしましょう。

◆大まかに5つのポイントを取り上げましたが、少しは参考になったでしょうか?
悩みが深刻だったりしても、一人で思い悩まないで、時にはその悩みを棚上げしたり、逃げ出したりしてもいいのではないでしょか。
「病は気から」とも言います。できるだけポジティブに考えるクセを身ににつけたいものですね、