「クラッシャー上司」

皆さんは「クラッシャー上司」という言葉を聞いたことがありますか? 私がこの言葉を初めて知ったのは、昨年の東京新聞の記事を読んだことでした。それまでは、「パワハラ」という言葉しか知らなかったので、その記事を読んだ時はちょっとしたカルチャーショックでした。
ところが、つい先日教え子から職場での上司との関係に悩んでいることを相談された時、話を聞いているうちに「これはまさにクラッシャー上司ではないか!」と思いました。 職場での人間関係に悩んでいる人は決して少なくありませんが、単にパワハラでと思われがちで、「クラッシャー上司」という言葉そのものを知らない方が多いと思います。
そこで、今回は「クラッシャー上司」につしてご紹介したいと思います。

《クラッシャー上司とは》
「クラッシャー上司」の名付け親の一人、筑波大学の松崎一葉教授は「クラッシャー上司とは、ひと言で言えば、部下を精神的につぶしながら、どんどん出世して人のことです」と定義しています。

《クラッシャー上司の特徴》 ★有能だけど・・・人の心の痛みに鈍感
松崎教授は、「クラッシャー上司の特徴」を次のように言っています。
①部下を精神的につぶしながら、どんどん出世する。
②精神的に参っている部下の気持ちがわからない。
③「自分のやっていることは正しい」との確信すら抱いている。
※クラッシャー上司は、基本的に能力があって仕事ができる。部下は心を病んで倒れていくが、業績はトップクラスなので、会社は問題に気づいても処分できない。結果として、どんどん出世してしまう。

《クラッシャー上司のとりあえずの対処法》
本来ならば、「クラッシャー上司を容認しない風土を改善すべきなのですが、すぐには改善しないでしょう。だが、共感できる仲間と一緒になって会社に働きかけることはできる」と、松崎教授はおっしゃいます。しかし、それもすぐにできることではありませんし、会社も必ずしもクラッシャー上司にすぐに対処するとは限りません。
そこで、とりあえずの対処法としてお勧めするのは、①まずはクラッシャー上司として認識すること、②クラッシャー上司を温かい目で見下すこと、だと松崎教授は言います。
「上司を温かい目で見下す」とは、例えば、「仕事ができて圧倒されがちだが、実は情緒不安定な人なのだ。お気の毒に」とか、「赤ん坊のように泣きわめけば、周りがあやしてくれて、欲しいものが手に入ると思っている。どんなに偉そうで自信たっぷりに見えても、正体は小心で、臆病で、不安と焦燥感にいつも駆られている気の毒な人なのだ」と思うことです。 もっとも、これは根本的な対処法にはなりませんが、とりあえずの対処法としては有効かもしれません。

私自身は、「クラッシャー上司対処法」というわけではありませんが、職場での人間関係で悩んでいる人のために「エニアグラム研修講座」を実施しています。 「自分が見える・上司がわかる!~上司とのつき合い方講座」というワークショップも開いていますので、関心のある方はぜひ一度お問合せください。

 

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